10年ひと昔というけれど

Facebookの2年前の思い出として、↓これと、これがタイムラインに流れてきて・・・・

まだ2年!?と思った。もう10年くらい経った感じがしてた。

スタジオ閉鎖騒動から2年なのね。あれから、10年分くらい踊ったような気がする。
ダンス三昧の日々。新作をたくさん生み出しました。閉鎖の勇気がわたしの背中を押してくれた。

そしていまなお路地テアトロは存続しています。ありがとうございます。

踊り手というよりは、表現者になりたくて、この仕事を選んだこともあらためて思い出しました。
課題も探究も尽きず、時間を大切にせねばと年を追うごとに肝に銘じています。

若い時はたくさん無駄にしてきたな。やりたいことをその時々の環境でやり続けることが大事なのに、
関係ないことに巻き込まれたり時間を費やしたり・・・

まあ、それが無駄なのかどうかはわからないけど、やらなくても良かったことも多々あったように思う。

あまり外に出ないし、外部情報も入れないのだけど、必要なことは必要な分だけちゃんとやってくる。
不思議な様でそれが実は当たり前なのだということにも気づく。
国際的な仕事をすると、いろいろなものが見えてくる。ニュース以上に詳しく、間違いなく、煽られることもなく。お陰で物知りになってしまった。

身体芸術という有限の探究を選んでよかった。残らないからこその醍醐味と出会いと発見がある。

今年のIDTFシアターχ国際舞台芸術祭では、たくさんの称賛を受けました。
当日まで悩みぬいた難しい作品だっただけに、苦労の甲斐がありました。

こういう葛藤に堪えられるかどうかが、肉体の限界よりもハードなハードルです。
鍛えようがない・・・・

だから続けている。飽きっぽい・・・・というか、あまりいろいろなことに興味がない・・・・わたしが、ずっとこの仕事を続けられているのは、そのお陰かもしれないです。

 

ではまた。

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