8月の巡り

先月末に行いました、ひびきみかIDTF参加公演無事終了を祝しての打ち上げは、初台に台風が来なかったこともあり、思っていた以上の濃い会となりました。

都会の知る人ぞ知る路地裏で、このような会を催せましたことしあわせでいっぱいです。

また、それぞれの分野の専門家の方々がいらしてくださり、身体表現について深く話し合えて、わたしの芸術活動も実り多きものになりました。公開稽古に参加されました一般のお客様も数名出席され、観客と専門家と表現者のとても興味深い関係を築くことができたように感じました。

Lamentドキュメンタリー上映における効果は大きかったと思います。あらためてグルソムヘテン劇場に感謝いたします。

 

さて、あれからあっという間の8月入り。もう1週間が経とうとしています。

みなさまにパワーをいただき、またわたしが一番パワフルな季節でもありますので、今月もいろいろと動き出しております。

まずは、こちらに行ってきました♪

「彼女の手にかかれば岩石までまでもが踊りだす」とは、これまたうれしいお言葉ですが、

岩石までもが踊りだしましたよ。みなさん生き生きと踊ってくださいました。

表現したい気持ちを素直に出せる彼たちは美しいです。恥ずかしがりやさんもたくさんいましたが、それすら素敵な表現になりました。

彼たちが言うには日常は極めてつまらないものだそうです。それを忘れられたと。以前も別な障がい者にそのように言われたことがありました。だったらずっと踊っていればいいじゃない。これだって現実ですよ。といいましたら、それを実践し社会へ戻られた方もいます。

一方健康な方にカッコつけずにありのままで踊ってほしいことを求めると、コワイとか意地が悪いと言われちゃいます( ;∀;)

そんなとき、やはり、健常者と障がい者は合い入れないのかと悲しくなります。真逆の世界を生きているのでしょうか?

 

この日の打ち上げは、面白すぎるくらいでした。みなさんウイットにも富んでいる。ステレオ化されていないのかもしれません。

わたしは通常打ち上げはあまり参加しないのですが、本音と建前の無い世界はやはり居心地よかったです。

 

さあ、次いで昨日は老人施設でのワンマンショーでした!

踊れる喜び、踊りを通して触れ合える喜び、ふしぎな友達プロジェクトの原点が、先の障がい者イベントでも、昨日の老人施設でも実感できました。自己紹介も何をやっている人かも、どこに住んでいるかも必要ないのです。わたし自身もそういうところには興味がなく、いまここで一緒に踊れることが喜びであり、信頼の一つだからです。

 

ワンマンショーですとありものを羅列するのではなく、葛藤をもって、ひとつひとつ検証して稽古してショーを作れるので日々のダンス生活に大変役立ちます。課題や閃きがとめどなくやってきます♪

忙しい世の中、付け焼刃だけはしたくないと、時間に逆らって生きています。稽古をする時間が減るのは仕事が減るより大変なことです。

 

今回もひとつチャレンジしました。

自分の作品をカブくこと(「ミノタウロスとアリアドネ⇒「神話のとびら」)はしたことがありますが、今回はパロディ化してみました。

元作品がしっかりしているといかようにも変容できると実感。

 

さて、次の仕事はこれ♪

50年の歴を持つ大先輩とジョイント。

わたしはまだまだ35年ほど。プロ同士の競演共演饗宴。楽しみ!

 

そして8月末は、また別な老人施設でのワンマンショーです。

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